ザ・抑毛生活!ムダ毛を別角度で攻めてみる

ザ・抑毛生活!ムダ毛を別角度で攻めてみる

抑毛は誰にでもできるムダ毛対策

口の周りやうなじなど、男性だけでなく女性でも全体的に人より体毛が濃いと悩む方はたくさんいます。ムダ毛処理といえば脱毛ですが、もうひとつ「抑毛」という別角度からのアプローチも考えて見ませんか?

抑毛とは、毛を薄く目立たなくしたり、生えるスピードを遅らせるような効果を言います。例えば、毛が濃いのは体質だから仕方がないと思っている方も多いと思います。もちろんそれもひとつの要因ですが、実は人の体毛の濃さとホルモンバランスは深く関係していますので、変化させることができるのです。

ここでは今よりもっとムダ毛を薄く目立たないものにできるよう、抑毛について効果が見込めそうな情報を集めてみました。

ホルモンバランスと毛深さの関係

ムダ毛の濃さは、遺伝の他にホルモンバランスも影響してきます。そしてその原因となっているホルモンは、男性ホルモンと女性ホルモンです。それぞれのホルモンは、男性らしさ、女性らしさを作り上げる役割を担っています。

★男性ホルモン(アンドロゲン)の働き

・筋肉質な身体をつくる
・性欲を高める
・体毛の成長を促す
・皮脂の分泌を促す

★女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の働き

・肌や髪にハリツヤを与える
・丸みのある体をつくる
・骨や血管を丈夫に保つ
・自律神経を整える

★女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)の働き

・乳腺を発達させる
・妊娠を継続させる
・体温を上げる

さて、これを見て分かるように体毛が濃いのは発毛を促す「男性ホルモン」の働きが関係していることが分かります。ひげ、手の指、脚、腕、背中、胸毛、お腹など、男性特有の濃い体毛は男性ホルモンの働きに影響されています。ところが、私たちの体内では男女関係なくどちらのホルモンも分泌されているのです。また、女性ホルモンは体内で作られた男性ホルモンをいくつもの段階を踏んで変化させて作られているため、ホルモンの構造はとても良く似ていると言われています。

男性らしさ、女性らしさはそれらホルモンの割合の違いから生まれてくる変化であり、男性ホルモンから上手く女性ホルモンに変化させられないと必然的に男性ホルモンの割合が増えてくるとも言えるようです。体毛が濃いと感じる方は、女性ホルモンの分泌が減り、相対的に男性ホルモンの量が増えていることが原因となっている可能性もあります。さらに、女性ホルモンの分泌量はストレスや生活習慣の影響を受けやすいと言われています。

また、女性の体内で分泌されている女性ホルモンの量は、男性ホルモンの10分の1男性の場合はさらに2分の1程度と言われています。しかも女性が生涯で分泌する女性ホルモンはティースプーン1杯程度なのだとか。このことから、わずかなホルモンバランスの乱れが身体への変化を起こしてしまうということが分かります。

女性の場合は特に、ホルモンバランスの変化が起きやすい時期が思春期や妊娠、閉経を迎える時期など何度かありますが、更年期障害もホルモンバランスの乱れからくる身体への変化です。おばさんになってくるとヒゲが生えてくる、なんて話も大げさなウソではないことが分かりますね!

抑毛対策って具体的に何するの?

抑毛対策は、大きく分けて内側から改善していく方法と、外からアプローチしていく方法があります。

内面から改善~生活習慣を見直す方法~

ホルモンバランスが乱れている場合、生活習慣やストレスに影響され減ってしまいがちな女性ホルモンの生成を助けてあげることで、剛毛や濃い体毛を改善できる可能性があります。私たちの体内の総ホルモン量はほぼ一定に保たれています。そのため、女性ホルモンが増えれば、男性ホルモンは割合的に減る、ということになります。具体的には生活習慣を見直すことでホルモンバランスを整えていきます。

ホルモン情報を整える具体的な方法
1、睡眠をしっかりとる
2、ストレスをためない
3、食生活を見直す(食べると良いもの)
4、ハーブやアロマを取り入れ、リラックスタイムを作る
5、喫煙をしない

男性ホルモンや女性ホルモンといった性ホルモンは、性別にかかわらずどちらも重要な役割を担っています。女性でも男性ホルモンがあることによって身体に必要な筋肉や骨格をつくっています。男性にとっても女性ホルモンがないと、骨粗しょう症や肌荒れといった問題が起きてきます。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足は女性ホルモンの分泌を減らしてしまいます。また、特に質の高い睡眠を取れる時間帯は「ゴールデンタイム」と呼ばれる夜10:00~2:00の間で、この時間帯は成長ホルモンがたくさん分泌されています。成長ホルモンは子供の成長に関わるイメージがありますが、私たち大人の身体においても、細胞の再生や修復を行う大事な時間帯です。女性ホルモンや成長ホルモンの分泌が減ることで、肌荒れを起こしたり、身体に様々な不調をもたらします。お仕事の関係でその時間には寝られない!という方は、毎日同じ時間に就寝、起床するようにしましょう。

ストレスをためない

現代社会においてストレスのない生活、というのはほぼ不可能かもしれませんが、仕事や日常の人間関係などでたまったストレスを、上手くリフレッシュしていくことが大切です。特に女性ホルモンは、ストレスのある状態だと分泌量が減ってしまい、その結果男性ホルモンの量が増えてしまうことになります。スポーツやカラオケにいったり、休日は美味しいものを食べにいくなど、大人にとっても遊びの時間は大切です。特に趣味や好きなことがみつからない…という方は無理に見つける必要はありません。「やらなくちゃ」というストレスを捨てて好きなように過ごす時間を作りましょう♪

食生活を見直す

抑毛の効果を期待できる食材で有名なものが、大豆に含まれる「イソフラボン」です。イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きがあると言われており、納豆や豆腐などの大豆製品にも含まれています。その他、味噌、ザクロ、玄米、ひじき、ホウレンソウ、ヨーグルト、海藻、ハーブティー等も女性ホルモンの分泌量を増やすのに良い食材と言われています。1日1食、どこかに組み込む等すると良いでしょう。

また逆効果になってしまう食材は動物性タンパク質(牛や豚)、牡蠣、ねぎ、にんにく、ニラなどです。男性はこれらを好んで食べる傾向にありますが、もしかすると男性ホルモンの分泌を促すため本能的に好む傾向があるのかもしれませんね。

大豆に含まれるイソフラボンは、摂取するとエクオールという成分になり、それが女性ホルモンと似た働きをします。しかし、約半数の人は腸内でイソフラボン→エクオールにする能力がないと言われており、それが効果の出方の個人差に繋がるようです。

リラックスタイムを作る

ハーブティーやアロマは、女性ホルモンの分泌を促す効果があります。特に良いとされているのはカモミールやローズです。アロマオイルであればイランイラン、レモングラス、ゼラニウムといった香りのものがおすすめです。また、ハーブティーは冷たいものよりも温かいものを取り入れ、身体を冷やさないようにしましょう。お風呂もシャワーだけでなく湯船で身体を温めてリラックスさせてあげることが有効です。女性の場合、冷えは卵巣の機能低下につながり、女性ホルモンの分泌を妨げる原因になります。寝る前の晩酌を温かいハーブティーにするなどして取り入れると、気持ち的にも優雅な気分なれますよ♪

喫煙をしない

タバコが身体に悪影響を与えるというのはよくある話ですが、女性ホルモンへの影響も例外ではありません。喫煙は女性ホルモンであるエストロゲンを作るための酵素の働きを弱め、エストロゲン自体の分泌量を減らしてしまいます。また、それだけでなく生成されたエストロゲンの働きをも弱めてしまうのです。通常エストロゲンは全身をめぐって肝臓へ運ばれ分解されて徐々働きを弱めますが、タバコの成分は肝臓での代謝を促進する作用があり、エストロゲンが十分に作用を発揮できないまま代謝されてしまいます。

その他:恋をすると女性ホルモンが増えるって本当?

良い恋をすると、恋愛ホルモンが分泌されます。恋愛ホルモンとは、恋をしたときに分泌が促されるエストロゲンやフェニルエチルアミン等といったホルモンの総称です。しかしこれらのホルモンは普段から分泌されており、期待できることとすれば良い恋愛をしてスムーズなホルモン分泌が促されることで女性らしさがUPする、というところです。そのため辛い恋愛やストレスを感じていると、あまり効果は期待できないかもしれません。

外部からアプローチ~抑毛剤やサプリを使う方法~

抑毛生活はホルモンバランスを整える体質改善の他に、身体の外からサプリメントを摂取したり、抑毛剤を使うなどの方法もあります。ここではそんな抑毛法のメリットやデメリット、注意点など詳しく紹介していきます。

サプリメントとホルモン剤の違いって?

サプリメント(健康食品)⇒女性ホルモンを摂取することはできない
ホルモン剤(処方薬)⇒女性ホルモンを摂取することができる

と考えるのがシンプルです

実は、サプリメントで女性ホルモンを摂取するのは不可能です。私たちの体内のホルモン量は絶妙にコントロールされ、健康を維持しています。それは裏を返せば、僅かなホルモンバランスの乱れが多くの不調を招いてしまうということで、市販で購入することができるサプリメントで摂取できるとすればとても危険なことなのです。

また、更年期障害などの治療に使われるのがいわゆる「ホルモン剤」と呼ばれるものですが、このホルモン剤は女性ホルモンを摂取することが可能です。ただ、これら女性ホルモンの成分を直接補うには医師の判断が必要となります。薬はサプリメントと違って医師の指導のもと正しく使えば非常に効果が高く、長年の臨床実験によって安全性やその効果を厚生労働省が認めています。ピルも生理困難症などの症状緩和のため多くの女性に使われているホルモン剤の一種ですが、あくまでも「お薬」は治療を目的とするもので、副作用が出ることもあり、血栓ができやすい人は使用できないなど様々なリスクを考慮したうえで処方されるのです。

ではサプリメントにはどんな効果があるのかというと、食品などから抽出し濃縮された女性ホルモンと似たような働きをもつ成分を含んでいます。また、その多くは女性ホルモンの中でもエストロゲンと同じような働きをもたらすものがほとんどです。強力な効果を発揮するわけではありませんが、美や健康の維持には手軽で副作用などの心配もなく取り入れることができます。ただし、サプリメント×ホルモン剤の飲み合わせには注意が必要です。今ホルモン剤を処方されている方、これから医師に相談しようという方は、必ず担当医に服用しているお薬やサプリを伝えておくようにしましょう!

ホルモン剤の取り扱いにはご注意ください

ホルモン剤を個人で輸入したり、何かしらのルートで手に入れたとしても、自己判断で摂取するのは全くおすすめできません…!服用をやめるにも医師の判断で経過を見ながら減薬などしていく必要があり、一度ホルモンの影響で変化した身体は元に戻らない可能性もあります。

サプリについて

サプリメントは食事では補いきれない抑毛効果のある成分を、より効率的で手軽に取り入れることができます。抑毛効果を期待できる主なサプリは、植物性のエストロゲンと呼ばれているイソフラボン植物プラセンタなどが含まれているものです。最近ではイソフラボンをより多くの人に効果が出やすい「エクオール」という成分にして配合したサプリも出ているようです。ザクロも効果があるとは言われていますが、抑毛に関して効果を発揮できるほどの成分量が入っているサプリはほとんど無いようです。実際にザクロを使った商品は女性ホルモンを含むと思っている方も多いようですが、調べた結果どれも検出されなかった、という報告があります。

また、バストアップなどに効果があると言われているプエラリア(マメ科の植物)は、植物性のエストロゲンが大豆の40倍もあり、女性ホルモンを活性化させる成分も含んでいるため、抑毛にも効果が見込めそうです。ただしこれだけの成分を含んでいることを考えると、1日の摂取量をきちんと守らなければ副作用が出る可能性もあるので注意が必要です。また、多くは抑毛というより美容を目的としたサプリメントとして出ています。

漢方について

自然の漢方では加味逍遥散(かみしょうようさん)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)といった、生理不順などに効果を発揮するものがホルモンバランスを整えてくれます。また、ヒオウギ(射干:やかん)という植物のエキスが入ったものも有効だと言われています。

サプリや漢方に関しては、エステサロンなどでの脱毛以上に個人差が出ます。必ず効果が出るとは言えませんが、試してみる価値は十分にあります。毎日の食事を抑毛対策メニューにするのはさすがに辛いですが、サプリや漢方であれば今やっているムダ毛処理+αという形で生活の一部に取り入れていくとより良いでしょう。

抑毛剤について

抑毛剤は、お肌に直接塗って毛の成長を遅くしたり、細く目立たない毛質にするなどの効果が期待できます。抑毛剤だけで永久脱毛というのは不可能ですが、産毛などレーザーやフラッシュが反応しにくい部位に使ったり、お肌に優しいので脱毛中の方も平行して使ったりすることもできます。また、ジェルやローション、石鹸タイプなど様々なタイプのものが商品化されており、価格帯も数千円と手軽にはじめられます。

その他、美肌効果もあり、妊娠中や生理中でも使用可能です。またデメリットとしては、即効性がないことや、毎日続けていく必要があることなどが挙げられます。使用頻度などは、パッケージの使用法を確認してください。使用するタイミングは入浴後と朝で1日2回など、習慣づけておくと良いでしょう。特に入浴後はお肌も清潔な状態で、毛穴も開くので抑毛剤の浸透も良くなります。また、抑毛剤にはジェルやローションの他、抑毛石鹸などもあります。こちらは洗面所や浴室に1つおいておけば、毎日の入浴や洗顔などに使えそうです。ただし、男性の濃い髭への効果は難しく、顔に使用する場合は目の周りや頭髪につかないよう気を付けましょう。VIOなどの敏感部位には使えるようです。

抑毛剤は最低でも数か月以上の長期スパンで続ける必要があります。できれば1日2~3回お肌に直接塗布し、毎日コツコツ続けることがポイントです。

では、抑毛剤の種類について少し解説していきたいと思います。市販されている主な抑毛剤は以下の通りです。

パイナップル豆乳ローション

値段も3千円以内のお手頃価格で、小さなお子様から使えるほどお肌に優しく、とても人気があります。抑毛効果が期待できる女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを2種類配合、ザクロエキスも入っており、コストパフォーマンスに優れています。

プレミアムビューティースキン
ムダ毛ケア+美肌作りはコレ1本でOK!プレミアムビューティースキン【 ムダ毛ケアローション ムダ毛 ムダ毛処理 ムダ毛対策 豆乳ローション 女性 レディース 体毛 抑毛 抑毛ローション 乾燥 敏感肌 スキンケア ボディケア 保湿 】

美肌効果にも力をいれているローションです。抑毛効果はもちろん、日頃のムダ毛ケアからダメージを受けた肌にしっかり浸透し、毛穴の黒ずみや乾燥、肌荒れといったトラブルを解消してくれます。処理後のお肌の仕上がり良く、ベタつきを抑えるなど使用感にもこだわりをもって作られているようです。価格も4千円ほどで購入できます。

コントロールジェルME

こちらはお値段が6千円~7千円ほどとやや高めですが、実際に「毛が薄くなった」という声も多く、ロングセラーとなっています。また、製品化したものをスタッフ全員で使用確認し、品質管理も徹底しているようです。サロンでも採用されていて、薬剤師さん監修のもとつくられている製品ということも安心材料になりますね

市販の抑毛剤についての評価

返金保証がついているといった点は好印象ですが、もともと抑毛には時間がかかるためそれほど気にしなくて良いかもしれません。また、抑毛剤自体がどれを試してもそれほど効果を感じられなかった、という人もいれば、気が付くと毛が少なく細くなっていった、という声もあります。

あまり効果を感じられなかった方は、抑毛剤で肌ケアを行うと同時に、他の脱毛法を併用してみたり、同時に生活習慣を見直すと良いかもしれません。どちらも数ヶ月で効果が出てきますし、特に女性の場合は生活習慣を見直してホルモンバランスが整うと、それだけでも抑毛効果は期待できます。

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MIKI

美容系サロンが豊富な街、福岡出身の管理人が、皆んなが知りたい脱毛に関する悩みや疑問について様々な情報をお届けしたいと思います。サロンやクリニックに行っても教えてもらえない脱毛のあれこれを、個人の見解も含めつつばんばんお伝えして行こうと思いますので、まずはゆる〜く、是非見ちゃり〜♪