産毛の処理方法について
自宅で産毛処理をする場合、どういった処理法がオススメなのでしょうか。産毛はフェイスラインといった肌が薄く敏感な部分から、背中、うなじ等の処理が難しい部分にもたくさん生えています。産毛を処理したあと、白い粉のようなものが肌表面に出ていたり、痒みや赤み、ヒリヒリ感があるなどの症状は出ていませんか?
ここでは産毛の手軽な自己処理法や、そもそも脱毛しにくい産毛を効率よくプロにお任せしてしまうおすすめエステサロンやクリニックについて詳しく解説していきます。
産毛の自己処理法
自己処理ならカミソリよりもシェーバーが◎
手っ取り早く毛の処理をしたい場合、一般的にカミソリを使う方は多いのではないでしょうか。自宅で手軽に処理することができ、仕上がりもすべすべになります。
しかし、カミソリを使った処理法は赤い点々やお肌の乾燥を招きやすい処理法です。特に肌が薄く敏感なフェイスラインや、手足の指といった比較的狭い範囲の産毛では、カミソリよりもフェイス用等の電動シェーバーがおすすめです。肌をそっとなぞるだけで処理できるので不器用さんでも低ダメージ、ケガや肌トラブルのリスクも断然少なくなります。価格帯も比較的手軽で1000円台~豊富な種類があります。
どうしても産毛をカミソリで処理したいときは
カミソリで処理したい場合は、お風呂の石鹸ではなく、専用のシェービングクリームやワセリンなどでしっかり肌を保護したうえで処理してあげましょう。石鹸でも滑りは良く感じますが、肌を保護するという観点ではあまり効果を期待できません。また、カミソリの刃は定期的に新しいものに取り替え、毛の流れに沿って刃を滑らせることで、お手入れ後の炎症やブツブツ、色素沈着のリスクを減らすことができます。
一方、背中などの比較的広範囲で自己処理が難しい部位でのカミソリの使用は非常に危険なのでNG。また、背中専用シェーバーや家庭用脱毛機などを使って自分で処理することもできますが、非常に労力がかかり、オススメできません。剃り残しやムラができてしまうなど、綺麗に処理することは難しく、身近にお願いできる人がいるのであればやってもらうのが1番いいでしょう。
ワックスは微妙、除毛クリームは広範囲ならOK
背中や腕、お腹など広範囲の産毛を自己処理をしたい場合や、カミソリ負けが気になる場合は、ワックスや除毛クリームを使うことも可能です。その場合、ワックスは脱毛したい部位に合わせたものを使用してください。例えば、お顔なら「顔用」となります。
ワックスでの産毛処理はカミソリやシェーバーとは違い、一度脱毛すると数週間~1か月ほど持つなどのメリットがあります。しかし一気に剥がすため痛みが伴い、仕上がりがムラになりやすいというデメリットもあります。また、どうしても全ての毛を抜き去ることは難しく、正直半分抜ければ良い方程度に考えるのが良いでしょう。
除毛クリームの場合は、脱毛したい部分に塗って規定の時間放置し、拭き取りやシャワーで洗い流します。除毛クリームは毛を溶かして脱毛する方法である為、広範囲の処理にピッタリです。ワックスのように痛みはありませんが、除毛力が弱かったり、放置時間が足りなかったりすると、うまく毛が溶けず残ってしまうこともあるようです。
また、除毛クリームでは配合されている成分の刺激によってお肌が荒れてしまうこともあります。特にデリケートゾーン(VIO)では使用不可となっているものがほとんどで、必ず二の腕の内側などであらかじめパッジテストを行い、肌の様子を見てから行いましょう。こちらも部位によって「顔用」「身体用」など使い分けも大切です。
その他の産毛処理グッズ
スティックタイプ
持ち運びにも便利なスティックタイプの産毛処理グッズです。両端を持ちUの字に曲げ肌の上を転がすと、くるくると螺旋状になっている金属の隙間に産毛が挟まれて抜ける仕組みです。産毛を抜いての処理であるため多少の痛みはありますが、自分で手軽にできると評判です。
ハサミタイプ
握りやすいハサミ型の産毛処理グッズです。持ち手の握り具合でバネ部分の隙間が開閉し、スティックタイプと同様産毛を挟み込んで抜き取ります。スティックタイプと違うのは、転がすというよりは持ち手の握り具合を調整して脱毛していく、という点です。
パックタイプ
細かいところも処理しやすいパックタイプです。処理する箇所に適量塗り、少し置いて産毛ごとはがします。お肌の汚れや角栓を一緒に取り除いたり、美容成分を多く含んでいるものもあります。手軽にできますが、はがす時には痛みがあります。
産毛におすすめのエステサロン、クリニックでの脱毛
長期的な脱毛効果を得たいのであれば、やはりエステサロンかクリニックで実施するのが良いでしょう。ここでは産毛脱毛に対してのおすすめクリニックやエステサロンをピックアップ。また、産毛脱毛で注意したい「硬毛化、多毛化」のリスク保証などに関しても調査していますので、クリニックやサロンで産毛の脱毛を考えているのであれば、お店選びも慎重に行いましょう!
クリニック(医療脱毛)で産毛を処理
クリニックでの脱毛は通常の脇やVラインなど色素のあるムダ毛であれば「5、6回の施術」ではっきりとした効果が実感でき、8回ほど施術を行うとほぼつるつるにすることができます。これが産毛となると色が薄く効果が出ずらいという理由でもう少し回数が必要になり、個人差もありますが通常の脱毛の倍近くの施術回数を要することもあるようです。
期間にすると色素のあるムダ毛が1年~1年半ほどで脱毛完了するくらいですが、産毛脱毛だと期間も価格も1.5倍程度と考えておくと良いでしょう。そのため、割引のキャンペーンや、通い放題など行っているクリニックを探すのもおすすめです。また、もちろん脱毛の価格が安いに越したことはありませんが、大切なのは産毛や軟毛にも比較的効果が出やすいと言われている「ダイオードレーザー」を使用した機種を取り扱っているクリニックです。
産毛脱毛におすすめの医療脱毛はこれ
私が自信をもっておすすめできる医療脱毛を提供しているクリニックはこちらです。
クリニック名 | 使用機種 | 保証 |
リゼクリニック | ライトシェア・デュエットやメディオスターを使用。 | 硬毛化・多毛化の場合は最大1年間の無料照射保証 |
アリシアクリニック | ライトシェア・デュエットを使用。 | – |
クレアクリニック | ライトシェア・デュエットを使用。 | 硬毛化・多毛化の場合は最大1年間の無料照射保証 |
共通している機種としてはライトシェア・デュエットですね。ダイオードレーザーを使用した脱毛機で、産毛や軟毛はもちろん、普通の濃い毛にも効果バッチリです。同じダイオードレーザー系ではソプラノやメディオスターもありますが、個人的にはメディオスターよりもライトシェア使用のクリニックの方がより確実で早い効果を期待できると思うので上記のクリニックをご紹介しました。特にリゼは全国展開している上に価格や保障などトータルバランスが良くおすすめです。このほかの脱毛法ではフォトRF脱毛やPPX脱毛も産毛には比較的強いと言われていますが、取り扱いクリニックが少ないので、気になる方はお近くのクリニックをチェックしてみてください。
エステ脱毛で産毛を処理
エステサロンでの脱毛は痛みも肌への負担も少なく人気がありますが、施術の際の出力が弱いため脇やVラインなど色素のあるムダ毛でもクリニックでの施術回数の倍ほど(2年以上)かかるとも言われています。産毛の処理となるとさらに時間も施術回数も要しますので長期にわたって根気よく脱毛を続けていく必要があり、その分コストもかかってしまいます。また、サロンもクリニックと同じように、比較的産毛にも効果が出やすい機種があります。ポイントとなるのは、毛の色素にあまり関係なく脱毛できる機種を導入しているサロンを選択することです。
産毛脱毛におすすめのエステサロンはこれ
私が数あるエステサロンの中で、産毛脱毛に関して適していると自信をもっておすすめできるものはこちらです。
エステ名 | 脱毛方法 |
la coco(ラココ) | SHR脱毛 |
STLASSH(ストラッシュ) | SHR脱毛 |
ディオーネ | ハイパースキン法 |
「SHR脱毛」や「ハイパースキン法」は、毛の色素や毛周期にあまり関係なく脱毛できる方法です。そのため色が薄い産毛や軟毛にも効果を期待でき、「硬毛化・多毛化」のリスクも少ないとされています。
注意点としては、施術後の毛がポロポロと抜ける実感は他の脱毛法よりも少なく、生えてくる毛が減るようなイメージです。脱毛の効果には個人差もあるので何とも言えませんが、比較的新しい脱毛法なのでこの先何十年とどの程度効果が得られるかは不明です。
また、これらの脱毛方法は医療脱毛の「メディオスター」などと似たような原理ですが、大きな違いは出力の差で、より肌に優しく敏感肌の方も安心してできる分効果は劣ります。ここに挙げた中では、ストラッシュがコスパ的にも効果的にもおすすめです。個人的な意見にもなりますが、ハイパースキン法よりも最近出てきた脱毛法で期待できそうです。
産毛脱毛における硬毛化・多毛のリスク
クリニックやエステサロン(同じような仕様の家庭用脱毛機も含みます)での産毛脱毛のデメリットは、稀に「硬毛化」「多毛化」することがあげられます。
硬毛化とは、レーザーやフラッシュを照射した部位の毛質が太く、濃くなることを言い、多毛化とは、同じく照射した部位の毛量が増えることを言います。これらの現象の詳しい原因はわかっていませんが、もともと毛質の薄い産毛の処理の際に起こることが多いとされています。万が一、硬毛化、多毛化してしまった場合には、さらに照射を続ける、様子を見るなどの対処をします。
その他の方法としては、レーザーやフラッシュの光は濃い色により効果を発揮するため、濃くなった毛に対してさらに照射を続けることでケアも可能です。逆に、一時様子見で施術を中断すると、もとの状態に戻ることもあるようです。ただしこれらはやってみないと分からないので、担当の方と相談をしながら進めていきましょう
産毛の自己処理はプロにお願いできます
産毛の自己処理は自分の好きなタイミングで手軽に行うことができますが、部位によってはやりづらい場所があったり、ついアフターケアをサボってしまうこともあります。仕上がりを妥協したくないけれど「ゆっくり脱毛に通っている時間がない」「今すぐ効果を得たい!」といった場合はシェービングサロンやワックスを使った脱毛サロンなどに行くのも良いですよ。即時につるつる、すべすべのお肌になるので、背中の開いたドレスを着たい、結婚式のときだけ綺麗にしたい、海やプールに行く予定がある、など急なイベントに対応できます。
シェービングサロン
男性であれば理容室で気兼ねなくシェービングできますが、女性の場合は女性専用のシェービングサロンがオススメです。自己処理でお肌を傷つける心配もなく、処理する際のカミソリひとつとっても豊富な種類で様々な部位に対応してくれます。また、カミソリを使ったシェービングには国家資格が必要で、理容師の資格を持ったプロにお願いすることで仕上がりも良く、処理後のアフターケアまで丁寧に行ってくれるため安心です。シェービングは正しく行うと、お肌の古い角質を取り除くこともでき、ピーリング効果も期待できるため美肌維持にとても役立ちます。月に1度程度、シェービングサロンでお手入れするだけで、肌のターンオーバーも正常になり、シミやクスミの原因も解決できるかもしれません。
シェービングサロンのメリット
・その場ですぐに効果を感じられる
・産毛の処理以外にもピーリング効果などが期待できる
人気のシェービングサロンはこちら
サロン名 | 店舗数 | 費用(一例) |
fini | 全国13店舗 | お顔:7000~12000円 |
Beauty Face | 全国70店舗以上 | お顔:5000円前後(全国の店舗による) |
R de Beaute | 銀座のみ | お顔:5000円~10000円 |
ワックス専門サロン
ワックスでの脱毛を専門に行っているエステサロンでも、光脱毛やレーザー脱毛に比べると手頃な価格で行うことができ、施術後はすぐにその効果を実感することが可能です。また、サロンでのワックス脱毛では細かい範囲の産毛もしっかりからめとり、自分では処理しにくい場所もつるつるに仕上げてもらえます。
特に人気なのはアンダーヘア。レーザー脱毛や光脱毛とは違ってやり直しができる(また生えてくる)ので、流行の形にしたり、季節や気分によってどの程度残すか、どんな形にするかなどを決めたりすることもできます。さらに、プロの技術をもって脱毛すれば、お肌の角質を取り除くなどの効果も期待できます。実際には施術者の腕に左右されるとも言えますが、自分でワックス脱毛するとなるとムラになったり、コツがいることもあるようなので、ここぞというときにはエステサロンでの施術が良いですね!
継続する場合は2週間に1度程度が良いとされています。
ワックス専門サロンのメリット
・その場ですぐに効果を感じられる
・お顔からVIOまでほぼ全身対応(※施術部位はエステサロンによります)
人気のワックスサロンはこちら
サロン名 | 店舗 | 費用(一例) |
ANGELICA | 渋谷・池袋 | VIO:6000円前後 |
MOCO | 銀座 | VIO:6000円前後 |
注意点
シェービングサロンやワックス専門サロンでは硬毛化・多毛化の心配はありませんが、お手入れをしてくれる担当者の腕によってその仕上がりは左右されます。特にカミソリを使ったシェービングを行うには理容資格が必要となり、お店自体も保健所からの認可を受けていないと営業できません。シェービングとはいえ、シェーバーを使ったサービスを提供するサロンでは一定の資格や技術があるわけではありませんし、ピーリング効果も無く持ちの良さや仕上がりも変わってきます。お近くのエステサロンを探す場合は、お店の見極めにも注意が必要です。
MIKI
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