絶対役に立つ「レーザー脱毛」の基礎知識

絶対役に立つ「レーザー脱毛」の基礎知識

レーザー脱毛は強力な威力で優秀な脱毛法!

レーザー脱毛のメリットは、従来からのニードル脱毛と比較しても、高い脱毛効果を持ちつつ、肌への負担、痛みを軽減している効率の良い脱毛法です。

エステで使われるフラッシュ(光)脱毛とは違い、出力の高いレーザーを使用するため施術回数が少なく、1部位に対して5~7回の照射でかなりの効果が期待できます。個人差はありますが、1年~1年半ほどの施術で脱毛を完了する方がほとんどです。

また、施術の際に痛みはありますが、脱毛の効果以外にもシミやアザ等が薄くなることもあります。
※レーザー脱毛は医療行為となるため、原則クリニックのみでの施術になります。

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レーザー脱毛の麻酔について

レーザー脱毛でよく言われているのが、輪ゴムでパチンと弾くような痛み…と表現されていますよね。実際には毛量や肌質によって個人差が大きく、特に男性のヒゲやデリケートなIOラインなどの場合はかなりの痛みを伴います。効果は高いのですが痛みに関する部分はやはりネックになるため、多くのクリニックでは麻酔を使っての脱毛も可能となっています。また脱毛に使われる麻酔には以下のようなものがあります。

笑気ガス

笑気ガス(亜酸素化窒素)を吸入して数十秒で意識がぽわ~んとします。酔ったような感覚になり中には寝てしまう方もいるそうですが、無痛になるわけではなく痛みや不安を和らげます。妊娠中の方には使用できません。

麻酔クリーム

施術の30分ほど前に脱毛箇所に麻酔クリームをあらかじめ塗っておくと、痺れたような感覚になる麻酔です。部分的に使用することが多く、比較的しっかりとした効果を得ることができます。リドカインという成分が入っていて、アレルギーのある方は使用できません。

麻酔テープ(麻酔シート)

脱毛部位にテープを貼り付けて使用します。成分は麻酔テープと同じくリドカインが使われていますが、この麻酔は皮膚のごく浅い範囲(0.1~0.3ミリ程度)でしか効果を得ることはできません。VIOなど毛根の深い部位によってはほとんど効果を感じないことがあります。

静脈麻酔

男性の濃いヒゲなどに使用されることがあり、最も効果が高い麻酔です。そのため女性の脱毛に使われることはほとんどなく、点滴するタイプで当日は車の運転や食事制限がかかるなどの影響が出ます。

 

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レーザー脱毛の種類と主な使用クリニック

半永久的な効果を得られると言われているレーザー脱毛ですが、レーザーにも種類があり、それぞれ特性があります。主に使われているのは「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「YAGレーザー」の3つです。

この3つのレーザー光の波長の単位はnmナノメートル。簡単に言えば、数字が大きくなるほど深い位置まで届く波長ということになります。 肌の色や毛の濃さ、毛根の深さ等に対する適正や、痛みの出方などの違いが出るんですよ!

アレキサンドライトレーザー

波長:755nm / 脱毛効果◎、シミ・くすみに効果、痛みは強い
使用クリニック:湘南美容クリニック、レジーナクリニック

アレキサンドライトレーザーとは、アレキサンドライトという石を使って特定の波長を作り出し、その光エネルギーがメラニン色素に反応して毛根を破壊します。
メラニンへの反応の良さは、このレーザーが1番だと言われています。ダイオードレーザーと並んで普及しているレーザー方式であり、ダイオードレーザーに比べると強い痛みがあります。メリットとしてはシミ、アザ、ニキビなどを薄くしたり、毛穴の引き締めなどの美肌効果もあります。 また、アレキサンドレーザーはジェルを使わないので、ジェルによるアレルギーの心配もありません。ダイオードレーザー同様、アメリカのFDAからの認可も受けており、その安全性も証明されています。主な機種は「ジェントルレーズ」で、多くのクリニックで使われています。

ダイオードレーザー

波長:810nm / 脱毛効果◎、産毛にも効果◎、痛みは比較的少ない
使用クリニック:リゼ・メンズリゼ、中央クリニック、アリシアクリニック

ダイオードレーザーは、アレキサンドレーザーに比べると痛みが少なく、低刺激で安全性も高いため家庭用脱毛器「トリア」にも使われています。
レーザー脱毛機の照射面がスクエア形をしており、他(丸形)と比べると広範囲を一度に施術できる上、照射漏れも減らすことができると言えます。また、今までは難しいとされてきた産毛や細い毛に対しても比較的効果があるとされているのがダイオードレーザーの特徴です。日本人(メラニン色素が多い人種)にも適していると言われています。 主な機種は、「ライトシェアデュエット」や「ソプラノ」です。どちらを使っても効果の出方に大きな差はありませんが、「ソプラノ」の方がより肌質を選ばず、日焼けや色素沈着した肌に与える刺激が少ないとされています。 VIOラインなど敏感な部位だけ脱毛したい場合や、色素沈着の多い箇所の部分脱毛などであれば、ソプラノを使っているクリニックを選ぶ、といった方法も良いかもしれません。ただし採用しているクリニックは少なく、金額的にも少しお高めのようです。

YAGレーザー

波長:1064nm / 脱毛効果◎、色素沈着箇所OK、痛みは強い
使用クリニック:リゼ・メンズリゼ、中央クリニック

YAGレーザーとは、他のレーザーと比べ、黒いメラニン色素への反応が薄いことが特徴です。
YAGレーザーでは、アレキサンドライトレーザーでは対応できないこともある日焼けした肌や、色素沈着した肌、乳輪、肛門周辺など広く対応できます。波長は1064nmと長く、アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーよりも肌の奥深くまで作用するため、根の深いヒゲやVIOラインにも適しています。ただし他のレーザーと比べると、やや脱毛効果は劣るようです。 基本的にはメラニンに強く反応するアレキサンドライトレーザーや比較的痛みの少ないダイオードレーザーを導入しているクリニックが多く、YAGレーザーは他のレーザーで対応できない場合などに補助的に使う、といったイメージのクリニックが多いようです。 痛みは強く出ますが、肌にハリが出るなどの効果もあります。主な機種は「ジェントルヤグ・クールグライド」等です。

その他のレーザー脱毛方法

その他複合型レーザー、蓄熱式、フォトRFの脱毛法もご紹介します

G-MAX(ジェントルマックス)レーザー

施術時間が短い、レーザー使い分け可、痛みは強い

G-MAXレーザーは、アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの2種類のレーザーの複合型で、肌へのダメージが少なく、日焼けや色素沈着をしている箇所でも施術可能です。
部位や肌の状態によってレーザーを使い分けすることができる為、効率よく脱毛を行えます。「G-MAX」「エリート」「エリートプラス」「エリートMPX」がこのレーザーに対応した機種で、2種類のレーザーを使えることに加え、エリートMPXではアレキサンドライトレーザーとYAGレーザーを同時に照射することもできます。 冷却機器も搭載されており、高出力ながら安全性もしっかりしています。

バルジ式(蓄熱式)

施術時間が短い、産毛、日焼け肌さんにも効果◎、痛みも少ない

バルジ式とは、「バルジ領域(発毛因子)」と呼ばれる発毛を促す司令塔を破壊することで、脱毛効果を得る方法です。蓄熱式などとも呼ばれています。
これまで紹介してきたレーザー脱毛機は、レーザーが毛の色素(メラニン)に対して反応し、「毛母細胞」などを破壊して、毛の生成をできない状態にしてしまうというものでした。しかし近年、更なる研究が進み「バルジ領域」と呼ばれる部分(毛の発毛因子)を破壊するものとして生み出されたのが、医療用で有名な「メディオスター」や「HAYABUSA」「ソプラノアイス」です。

レーザーの種別としてはダイオードレーザーを使用していますが、これまでの脱毛機との最大の違いは、痛みが少ないことや、肌色や毛周期にあまり左右されず施術ができるという点です。毛根より浅い位置がターゲットとなるため、肌への負担は少なく出力を落としてもしっかりダメージを与えることができます。導入しているクリニックも徐々に増えてきており、施術もスピーディに完了します。

レーザー脱毛のまとめ

レーザー脱毛は、クリニックによって使う機種が違います。痛みは強いですがコスパが良く確実に早い脱毛効果を得たいのであれば、湘南美容クリニックなどで使われているアレキサンドライトレーザーを使った脱毛が良いでしょう。また、痛みや効果、コスパなどのトータルバランスを考えるとダイオードレーザーを使ったリゼクリニック(メンズリゼ)がおすすめです。
とにかく痛みが気になる場合や、1度の施術時間を早く済ませたい方は、蓄熱式(バルジ式)の脱毛法を行っているクリニックに行きましょう。こちらは中央クリニック等で取り扱いがあります。

男性であれば、ゴリラクリニックもおすすめです。5種類もの機種を取り揃え、脱毛法に関してはほぼ網羅しています。

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MIKI

美容系サロンが豊富な街、福岡出身の管理人が、皆んなが知りたい脱毛に関する悩みや疑問について様々な情報をお届けしたいと思います。サロンやクリニックに行っても教えてもらえない脱毛のあれこれを、個人の見解も含めつつばんばんお伝えして行こうと思いますので、まずはゆる〜く、是非見ちゃり〜♪